2006年05月29日
沖縄米軍基地再編問題その1
国内外、沖縄県内でも賛否両論なのだが、あえてココは沖縄県人の一人として意見を述べよう。
長くなるなので数回にわけて話をしよう。
ボクの意見の大きなポイントになってるであろうキーワードは2つ、①「日本は敗戦国」であるという事、そして②「沖縄の県民性」である。
まずはディープな話からしなくてはならないでしょうな。
それは第二次世界大戦の沖縄戦である。
母の実体験から当時を振り返ってみよう。
母は幼くして那覇市垣花町から戦火から逃げるように、北へ北へと北上したがしかしあっという間に捕虜になり、すぐさま現在の名護市瀬嵩にあった米軍下の捕虜収容所に収容された。
背の大きかった祖父(母の父親)は、近所では「アンポン」と呼ばれるほど当時では気持ち悪がられるくらい身長が高く(当時の石垣から首から上を出して歩いていたらしい。推定180cm以上)、その体格からか収容所内で責任者を任されたそうである。
終戦直前の沖縄といえば、食料はもちろん、飲み水さえもない時。知ってのとおり多くの人達が自ら死を選び自決したりした、ちょうどその時期である。(軍事教育については後ほど触れよう)
しかしソコは戦争中とはいえ、米軍下・・・捕虜になっていれば食事も体の治療も十分に受けられていたのである。母いわく・・・「収容所時代は天国だった」と言う意味がわかったのは、終戦を迎えて収容所が解体された後が悲惨だったと知ってからだ。
祖父の死から悲劇がはじまった。
そう・・・多くの人と同じように飢えて体に抵抗力もなくマラリアで亡くなった。
地元住民は自分達も食べるのにままならない状況なのに、他人に食物を分け与える事は出来ないのは当たり前である。
幼い母は祖母といっしょに海草、貝、小魚などを求め。近くの遠浅の海辺や川を上り、食べるものを探し求めたのである。
しかしソコには一欠片の海草もなかったのである。当たり前・・・その近辺には何万人という数の人達が同じ状況に置かれていたからである。
そう・・・戦争が悲劇を呼び、そして終戦が新たな悲劇の造り出したのだ。
次回へ続く・・・
↑ ↑ ↑
1日 1栗 ヨロ!
※上の絵はコチラよりお借りしますた。
長くなるなので数回にわけて話をしよう。
ボクの意見の大きなポイントになってるであろうキーワードは2つ、①「日本は敗戦国」であるという事、そして②「沖縄の県民性」である。
まずはディープな話からしなくてはならないでしょうな。
それは第二次世界大戦の沖縄戦である。
母の実体験から当時を振り返ってみよう。
母は幼くして那覇市垣花町から戦火から逃げるように、北へ北へと北上したがしかしあっという間に捕虜になり、すぐさま現在の名護市瀬嵩にあった米軍下の捕虜収容所に収容された。
背の大きかった祖父(母の父親)は、近所では「アンポン」と呼ばれるほど当時では気持ち悪がられるくらい身長が高く(当時の石垣から首から上を出して歩いていたらしい。推定180cm以上)、その体格からか収容所内で責任者を任されたそうである。
終戦直前の沖縄といえば、食料はもちろん、飲み水さえもない時。知ってのとおり多くの人達が自ら死を選び自決したりした、ちょうどその時期である。(軍事教育については後ほど触れよう)
しかしソコは戦争中とはいえ、米軍下・・・捕虜になっていれば食事も体の治療も十分に受けられていたのである。母いわく・・・「収容所時代は天国だった」と言う意味がわかったのは、終戦を迎えて収容所が解体された後が悲惨だったと知ってからだ。
祖父の死から悲劇がはじまった。
そう・・・多くの人と同じように飢えて体に抵抗力もなくマラリアで亡くなった。
地元住民は自分達も食べるのにままならない状況なのに、他人に食物を分け与える事は出来ないのは当たり前である。
幼い母は祖母といっしょに海草、貝、小魚などを求め。近くの遠浅の海辺や川を上り、食べるものを探し求めたのである。
しかしソコには一欠片の海草もなかったのである。当たり前・・・その近辺には何万人という数の人達が同じ状況に置かれていたからである。
そう・・・戦争が悲劇を呼び、そして終戦が新たな悲劇の造り出したのだ。
次回へ続く・・・
↑ ↑ ↑
1日 1栗 ヨロ!
※上の絵はコチラよりお借りしますた。
Posted by ぴざ at 17:39│Comments(3)
│ぴざの憂鬱日記
この記事へのコメント
続き、楽しみに真剣に読みます。
本島からみたら、グアムへの移転のための
金額に対し、怒りがこみ上げてきます。
が、敗戦国なんですよね。
ず~~~っとこの調子で米国はせびりつづけるのでしょうか???
本島からみたら、グアムへの移転のための
金額に対し、怒りがこみ上げてきます。
が、敗戦国なんですよね。
ず~~~っとこの調子で米国はせびりつづけるのでしょうか???
Posted by シガちゃん at 2006年05月29日 22:14
もうひとつの島唄、悲しいです。
こんな解釈(こっちが本当かな?)
もあったんですね~。
同じ県民として、
この基地問題には興味大ですが、
いったいどうなるやら。
今後の記事も頑張って書いてくださいね。
おばさん、元気?会いたいな~。
こんな解釈(こっちが本当かな?)
もあったんですね~。
同じ県民として、
この基地問題には興味大ですが、
いったいどうなるやら。
今後の記事も頑張って書いてくださいね。
おばさん、元気?会いたいな~。
Posted by ぶ~ at 2006年05月30日 08:13
今後の話にすべてつながっていくので・・・基地問題に関しては、あえて今は明言を避けさせていただきますねぇ。
シガちゃん氏
あまり楽しみにしないで下さいよぉ。そんなん言われたら・・・今日続きを書かなくてはいけない雰囲気に追い込まれてるんですけど・・・・(汗)小出しにする気はございませんが・・・あくまでもボクの気分のノリ次第なので。(笑)
ぶ~氏
うん。この島唄に書いてあった文面にもボク的には問題があったのでつがね。このブログのネタが簡潔するときにはご理解頂けると思うので・・・。あえて今はいわなぁ~~い!(笑)
ばぁさんはだいぶ弱ってしまいましたが・・・細々と山原で暮らしております。機会があったら会いに行ってやって下さいな。喜ぶと思います。
シガちゃん氏
あまり楽しみにしないで下さいよぉ。そんなん言われたら・・・今日続きを書かなくてはいけない雰囲気に追い込まれてるんですけど・・・・(汗)小出しにする気はございませんが・・・あくまでもボクの気分のノリ次第なので。(笑)
ぶ~氏
うん。この島唄に書いてあった文面にもボク的には問題があったのでつがね。このブログのネタが簡潔するときにはご理解頂けると思うので・・・。あえて今はいわなぁ~~い!(笑)
ばぁさんはだいぶ弱ってしまいましたが・・・細々と山原で暮らしております。機会があったら会いに行ってやって下さいな。喜ぶと思います。
Posted by ぴざ at 2006年05月30日 09:48